「ダム建設の時代は終わった」by米国内務省開拓局長官ウィリアム・ピアーズ
参議院選挙の判断材料にしていただけるよう、埼玉の会は、伊藤岳、大野ともひろ、西田まこと、関口まさかず、沢田良、各氏にアンケートをお願いしました。お返事がありましたら、ブログで公開してゆきます。
※6/30に伊藤岳候補からお返事いただきました。

質問1
八ッ場ダムは64 年前に構想が発表されたのち、さまざまな問題により事業が⾧期化してきましたが、国交省関東地方整備局は2015年1月、ようやく本体工事に着手しました。
国の名勝・吾妻渓谷では、さる6月14日、減勢工のコンクリート打設が開始されたと報道されています。
八ッ場ダムの本体工事をこのまま進めるべきだと思われますか?

ア 進めるべき
イ 進めるべきでない 伊藤岳
ウ その他

質問2
今年は渇水年とされます。
利根川水系ダムの水位低下を受け、国交省関東地方整備局は6月16日より利根川の10%取水制限を実施していますが、ダムから盛んに放流した時に利根川河口堰から河川維持用水を大幅に上回る流量が海へ流出しており、ダムの過剰放流の問題が指摘されています。
八ッ場ダム計画では、利水(都市用水の開発)が八ッ場ダムの主目的の一つとされます。
ただし、八ッ場ダムの夏期利水容量は2,500万立方メートルですから、八ッ場ダムができても既設の利根川水系ダムの夏期利水容量34,349万立方メートルが7%しか増えません。
一方、利根川流域の都市用水の需要は、1990年代から減少の一途を辿っており、1992年度から2013 年度までの21年間に232万立方メートル/日も減りました。この減少量は八ッ場ダムの開発水量143万立方メートル/日(通年換算)の1.6倍にもなります。
さらに国立社会保障・人口問題研究所は、利根川流域一都五県でも八ッ場ダムが完成する2020 年代には人口減少が顕著になると推計しており、利根川流域の都市用水の需要はますます縮小していくとされています。
八ッ場ダム事業に参画している東京都、群馬県などでは、ダム完成後、水道水源として利用してきた地下水を切り捨て、利根川からの取水量を増やすことになります。
「渇水」に対して、どのような備えが必要とお考えになりますか?

(複数選択可)
ア 八ッ場ダムの早期完成を目指す。
イ 利根川水系ダムからの過剰放流を見直す。 伊藤岳
ウ 利根川流域の水需要の縮小傾向を踏まえた水行政を進める。 伊藤岳
エ 水質のよい地下水を自己水源として使用し続ける。 伊藤岳
オ その他

質問3
八ッ場ダムの主目的は「利水」とともに「治水」(利根川の洪水調節)です。
昨年9月の東北・関東豪雨では、利根川支流の⿁怒川が氾濫し、流域に甚大な被害をもたらしました。
⿁怒川上流には2012 年度に竣工したばかりの湯西川ダムを含む四基の巨大ダムがありますが、洪水時の雨の降り方は様々であり、上流ダムで洪水調節をしても、ダム上流域以外の流域での雨量が急増すれば、中下流は氾濫の危険にさらされます。今回の⿁怒川堤防決壊はその典型例でした。
利根川の治水のために、どのような対策が必要とお考えになりますか?

(複数選択可)
ア 八ッ場ダムの早期完成を目指す。
イ 上流ダムの建設を優先するこれまでの河川行政を見直し、河川改修に力を注ぐ。 伊藤岳
ウ 国交省内ですでに実証されているがお蔵入りとなっている堤防強化工法(耐越水堤防工法)を導入して、破堤を防止する。
  伊藤岳
エ その他

質問4
八ッ場ダム事業では水没住民の生活再建策として「現地再建ずり上がり方式」を採用したことにより、ダム湖は多くの住宅に取り囲まれることになります。住民の移転代替地は20~50 メートルの高盛土による人工造成地です。
しかし、八ッ場ダム予定地は地質が脆弱であり、八ッ場ダム完成後、湛水による水位の上下が地すべりを誘発する可能性が懸念されています。八ッ場ダム湖の湛水について、どのようにお考えになりますか?

(複数選択可)
ア ダム本体完成後、予定通り試験湛水を行う。
イ 湛水後の地すべり発生の危険性について徹底した調査を行う。
ウ 湛水を行うべきではない。
エ その他
 伊藤岳 八ッ場ダムの本体工事そのものに反対しており、工事完成を前提とした設問にはお答えできません。

質問5
2009 年までの自公政権下では、ダム事業費に組み込まれていた地すべり対策費は6億円弱でしたが、民主党政権下の2011 年、国交省は追加の地すべり対策と代替地の安全対策に約150 億円必要と試算しました。
その後、国交省は八ッ場ダム湖の湛水に備え、地すべり対策と代替地の安全対策のためのボーリング調査を実施してきましたが、調査結果は公表しておらず、増額の可能性も明らかにしていません。
地すべり対策と代替地の安全対策の費用について、どのように思われますか?

ア 現事業費に組み込まれている約6 億円弱の対策費用で問題ない。
イ 国交省が追加の地すべり対策と代替地の安全対策を実施すべきと判断した場合は、八ッ場ダム事業費の再増額はやむをえない。
ウ 事業費の大幅増額が避けられない八ッ場ダム事業は中止すべきである。 伊藤岳
エ その他


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【2016/07/09 15:47】 | 選挙資料
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◇今参議院選で、 超党派国会議員連盟「公共事業チェック議員の会」 の強化を!!
http://suigenren.jp/news/2016/07/03/8530/
今回の参議院選では、下記「公共事業チェック議員の会」関係者が議席獲得を目指しています。
しっかり応援したいと思います。
今参議院選では、下記「公共事業チェック議員の会」関係者の皆さんの氏名を!

福島 瑞穂  社民党 現 「公共事業チェック議員の会」副会長 比例区

小川 敏夫  民進党 現 「公共事業チェック議員の会」幹事 東京地方区

大河原 雅子 民進党 元 「公共事業チェック議員の会」元事務局長 比例区

林 久美子  民進党 現 「公共事業チェック議員の会」会員 滋賀地方区 野党統一

田村 智子 共産党 現 「公共事業チェック議員の会」会員   比例区

【2016/07/07 01:42】 | 選挙資料
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埼玉県知事選が8月9日(日)にあります。
 〇(埼玉県知事選挙)候補者情報及び選挙公報
八ッ場ダムのために一都六県はそれぞれ巨額な税金を負担しています。
地盤の不安定な場所につくる八ッ場ダムは、湛水工事の後に起きるであろう地滑りや岩盤亀裂など、工期延長と負担金の増加が懸念されています。
人口減少社会になっている日本では税収も減ってゆくので、税金の無駄遣いは許されません。
県知事選候補者に八ッ場ダムについての見解をお聞きしました。

※8/8 四人目の方に回答いただきました。

アンケートと回答はこちら↓
                                   敬称略

回答日… 柴田泰彦(7/22) 上田清司(7/22) 武田信弘(8/2) 塚田桂祐(8/8)

1.完成予定時期の遅れについて
関係都県はこれまで4度にわたり八ッ場ダムの基本計画変更に同意し、完成時期が次のように延長されてきました。
2000年度→ 2010年度→ 2015年度→ 2019年度
八ッ場ダムは予定地の地質がぜい弱であるため、大滝ダム(奈良県)や滝沢ダム(埼玉県)のように試験湛水中の地すべりの発生で工期が大幅に延期される可能性が高いと考えられます。(大滝ダム9年、滝沢ダム5年)
八ッ場ダム建設事業の更なる工期延長が国交省から諮られた場合、どのような姿勢で臨まれますか?

  1.同意する  

  2.同意するしかない  

  3.同意できない  柴田泰彦

  4.その他
   上田清司(国交省から詳細な説明を受けた上で判断)

   武田信弘(本来作るべきではなかった)

   塚田桂祐(工期延長の理由をしかっりと確認した上で、適切に対応する)
 
 
2.事業費の増額について
八ッ場ダムの事業費は建設事業が4,600億円で、その他に水源地域整備事業や水源地域対策基金事業もあるので、埼玉県の負担額は約800億円になります。東京都と同規模で、県民一人あたりの負担は都民より7割も高くなっています。本体着工以前にすでに約3,900億円が費やされていますが、国交省の試算でも追加的な地すべり対策や代替地の安全対策等に約183億円かかるとされており、さらに不十分な地すべり対策の追加措置、人口流出で売れ残った代替地の整備費用の大半の負担、東電への減電補償などで、合わせて400~500億円以上の増額が予想されています。
八ッ場ダム建設事業の事業費増額が国交省から諮られた場合、どのような姿勢で臨まれますか?

  1.同意する  

  2.同意するしかない  

  3.同意できない  柴田泰彦  武田信弘

  4.その他
   上田清司(国交省から詳細な説明を受けた上で判断)

   塚田桂祐(事業費増額の理由をしっかりと確認した上で、適切に対応する)

3.八ッ場ダムによる災害誘発の可能性について
八ッ場ダム貯水池予定地の周辺は熱水変質帯、浅間山噴火に由来する応桑岩屑流堆積物、崖錐堆積物などの脆弱な地層が広く分布しており、ダム完成後に貯水して水位を上下させると、地すべりを誘発する危険性が十分にあるとされています。八ッ場ダム建設による災害誘発の可能性についてどのようにお考えですか?

  1.他のダムと変わらない  

  2.八ッ場ダムは特に危険  柴田泰彦  武田信弘

  3.その他
   上田清司(国交省から適切な対応をとっていると聞いている)

   塚田桂祐(災害誘発の可能性については様々な要素を勘案する必要があり、一概に他地域との比較はできない)


4.埼玉県水道にとっての八ッ場ダムについて
※クリックで大きくなります
saitama.png

埼玉県水道の一日最大給水量は節水型機器の普及などにより、2000年代に入ってから減少の一途を辿り、2013年度には256万㎥/日に低下しました。今後は人口も減少傾向になり、給水量がさらに減っていきます。一方、埼玉県水道の保有水源は水源開発が進み、使用実績に基づいて評価すれば、すでに330万㎥/日確保されています。
埼玉県水道にとっての八ッ場ダムをどのようにお考えですか?

  1.埼玉県水道にとって必要  上田清司 塚田桂祐

  2.埼玉県水道にとって不要  柴田泰彦  武田信弘

  3.その他


5.利根川の治水対策としての八ッ場ダムについて
利根川はカスリーン台風後に河道改修がどんどん進められ、十分な流下能力を持つようになり、利根川の本川(江戸川を含む)では過去65年間、洪水時の越流がありません。河道改修の進捗により、過去65年間で最大の洪水であった1998年洪水でさえ、堤防の一番上から約4mも下を流れるようになりました。この洪水で八ッ場ダムがあったとしても、その治水効果はせいぜい十数cm程度の水位低下であって小さなものです。
利根川の治水対策として、八ッ場ダムをどのようにお考えですか?

  1.利根川治水対策として必要  上田清司 塚田桂祐

  2.利根川治水対策として不要  柴田泰彦
   武田信弘
(異常気象による集中大雨で、洪水はありえます。しかしダムでは対策になりません)

  3.その他(


           ~以上です~


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【2015/08/08 02:16】 | 選挙資料
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「八ッ場あしたの会」が主要8政党にアンケートを求め結果をサイトに載せました。

◆八ッ場ダムに関する各政党への公開アンケート(2014年総選挙)
http://is.gd/YeraRl

(一部紹介)

1. 国土交通省関東地方整備局は11月20日、来年1月に本体工事に着手すると発表しました。
 八ッ場ダムを建設するべきだと思いますか?

ア 建設するべき 
   自民党
 
イ 建設するべきでない 
   社民党、共産党、生活の党

ウ その他 
  民主党: 河川整備計画については、国土交通省が有識者会議にも諮らず原案を公表するなど、制定手続きに問題があると考えております。もう一度、科学的妥当性を様々な角度から検証し、結論を得るべきであると考えます。また、水需要についても水需給を客観的に評価し、本当に水系全体として水不足なのかを検証し、結論を得るべきであると考えます。 



【2014/12/10 00:27】 | 選挙資料
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埼玉の会では参議院選候補者に八ッ場ダムについてお聞きしました。
                               (敬称略・順不同)
 回 答 ・・・伊藤岳(共産党) 川上康正(社民党) 
        古川俊治(自民党)
         →「今回のアンケートへの回答は控えさせていただきます」

 未回答 ・・・矢倉克夫(公明党) 山根隆治(民主党)
        行田邦子(みんなの党) 

八ッ場ダムはダム事業としては最高額の総事業費約4600億円で、水源地域整備事業、水源地域対策基金事業、起債の利息も含めると、総額は9000億円近くになると予想されています。
本体着工以前に、すでに4000億円以上が費やされ、国交省は追加的な地すべり対策等が必要としており、さらに事業費が膨らむ恐れがあります。
また、2015年度完成予定でしたが、仮に今年度中に本体着工してもダム完成は2020年度になります。

1.八ッ場ダムを建設するべきだと思いますか?

ア 建設するべき

イ 建設するべきでない 
伊藤岳(共産) 川上康正(社民)


2.地すべり対策費の問題について
八ッ場ダム予定地は地質が脆弱です。2009年までの自公政権下では、地すべり対策費は6億円弱しかダム事業費に組み込まれていませんでしたが、その後、民主党政権下の2011年、国交省は追加の地すべり対策費を代替地の安全対策も含めて150億円と試算しました。しかし、地すべり対策の詳細な現地調査はまだ行われておらず、工法によっては対策費が増加し、対策費用は150億円では足りないと指摘する専門家もいます。
 一方、関係都県知事は、八ッ場ダムの事業費増額には応じないと表明しています。この地すべり対策費の問題について、ご見解をお聞かせ下さい。

ア 現事業費に組み込まれている約6億円弱の対策費用で問題ない。

イ 2011年に国交省が試算した約150億円の
  追加対策を実施する必要がある。

ウ 150億円は試算であるので、今後、詳細な現地調査、
  湛水試験を行えば、安全を確保するために
  さらに増額が必要になる可能性が高い。


伊藤岳(共産) 川上康正(社民)

エ その他 


3.ダムの工期について
群馬県知事は、工期延長のための計画変更をすみやかに実施し、地元住民が生活設計を進められるよう、ダム完成までの工期を明らかにするよう国に求めています(2013年5月17日上毛新聞記事など)。一方、下流の東京都、埼玉県、千葉県、茨城県、栃木県は工期延長には応じないとしています。ダムの工期についてのご見解をお聞かせ下さい。

ア 八ッ場ダムは現計画通り、2015年度に完成すべきである。

イ 八ッ場ダムの工期延長は必至であるので、
  八ッ場ダムの基本計画を変更すべき。

ウ 八ッ場ダムは事業の遅延が続いており、
  本体完成後の試験湛水中に地すべりの発生も
  起こりうることであるので、
  来年度に本体工事に着手したとしても
  八ッ場ダムの完成は2020年度よりさらに遅れる可能性が高い。


伊藤岳(共産) 川上康正(社民)

エ その他 


4.ダム中止後の地域振興等の法整備について
わが国では、ダム事業を中止した後、地元の生活再建、地域振興を図る法制度がありません。このため、地元住民はダム事業に依存せざるを得ず、ダム事業の見直しを困難にしています。
民主党政権下の2012年、政府はダム事業中止後の地域振興特別措置法案を国会に提出しましたが、12月の政権交代によりこの法案は廃案になりました。その後、現政権では、ダム中止後の法整備についての動きがみられません。
ダム中止後の地域振興等の法整備についてのご見解をお聞かせ下さい。

ア.ダム中止後の法整備に早急に取り組む必要がある。

伊藤岳(共産) 川上康正(社民)

イ.現在進められているダム事業は中止する必要がないので、
  法整備は不要である。

ウ.その他 


八ッ場ダムについての意見

伊藤岳(共産)
八ッ場ダムは治水上も利水上も、その必要性が薄れており、建設を中止するのが妥当であると考えます。ただその際、建設予定地の地元住民の生活再建と地域振興に十分配慮し、住民と自治体の取り組みを支援していくことが不可欠であり、それが長年の住民の労苦と犠牲に対して私たちが応える責任だと思います。

川上康正(社民)
1952年に計画された八ッ場ダムは、「無駄な公共事業の典型」と批判されてきました。震災からの復興が優先され、しかも財源難の時に、検証が不十分なまま問題の多いダム建設を推進するのは認められません。従来の河川行政に批判的な専門家も加えた、第三者機関で検証作業を抜本的にやり直すべきです。社民党は、「住民参加の公共事業チェック機構の創設」や中止ルールを盛り込んだ「公共事業基本法」を訴えており、「ダム計画中止後の生活再建支援法案」の制度も考えています。


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【2013/07/21 22:10】 | 選挙資料
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